前回の記事では、バイナリーオプションにおいて、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析どちらが重要なのか?について書いてみた。
が、本題に入る前に、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の特徴の話で終わってしまったので、
今回は、いよいよ本題に入っていこうと思う。
バイナリーオプションにおける、ファンダメンタルズ分析の特徴
実際にバイナリーオプションではどちらを重要視したほうがいいのかな?
短期(1時間・1日)~中長期(1週間・1ヶ月)の相場の展望を読み解くんだよね。
詳しくは以下の記事に書いていくね。
テクニカル vs ファンダメンタルズ
前回の記事で説明した「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」では、それぞれ特徴が違います。
主な違いは以下の通りです。
・テクニカル分析:短期の相場を読み解く
・ファンダメンタルズ分析:中長期の相場を読み解く
ファンダメンタルズ分析の例として、各国の政策金利発表などは、1週間や数ヶ月単位で相場に影響を与えたりします。
FXでスイングトレードなどをしている人は、モロにこうしたファンダメンタルズ要素が影響してきます。
それに対して、バイナリーオプションでは超短期トレードになりますので、ファンダメンタルズ分析よりも、
短期相場を分析することに適しているテクニカル分析の方が重視されやすい傾向にあります。
では、バイナリーオプションにおいてファンダメンタルズ分析は必要ないのでしょうか?
バイナリーオプションでは2割重要

結論を言うと、僕は2割の割合でファンダメンタルズ要素を判断に加えるべきだと思います。
これには、ちゃんと理由があります。
例えばアメリカ雇用統計などの重要指標や、突発的な要人発言などのファンダメンタルズ要素は、
バックテストするにも、なかなかできません。
もちろん、過去のこの時間に発言があったと調べればできるのですが、
それをやっているとバックテストの条件が膨大すぎて、時間が掛かりすぎてしまうのです。
そのため、基本的にバックテストではファンダメンタルズ要素は除外して、テクニカル要素のみでやっています。
しかし、実際にノウハウが出来上がってから、フォワードテストを実施する際に、先程のような重要指標や要人発言の箇所の勝率だけを調べてみると、
通常の相場に比べて、勝率が下がるのがわかります。
以下に、簡単にフォワードテスト結果の一例を比較してみました。
(エントリーするオシレーター条件は一緒です。)
■総合的なフォワードテスト結果 | |
エントリー回数 | 1829 |
勝ち | 1062 |
負け | 767 |
勝率 | 58.06% |
■重要指標や要人発言の直前直後のフォワードテスト結果 | |
エントリー回数 | 263 |
勝ち | 137 |
負け | 126 |
勝率 | 52.09% |
この場合のペイアウト率は1.88倍になりますので、損益分岐勝率は53.19%になります。
つまり、重要指標や要人発言の直前直後の勝率だけみると、損益分岐勝率を下回る結果となっています。
このことからも分かるように、ファンダメンタルズ分析を加えるだけで、無駄な負けを減らせる可能性があるということです。
バイナリーオプションではテクニカル分析が主だが
今回、バイナリーオプションにおいて、ファンダメンタルズ分析は必要か?
というテーマで見てきましたが、結果2割の割合でファンダメンタルズ分析はトレードに用いたほうがいいという結論になりました。
上にも書いた通り、バイナリーオプションは超短期トレードになりますので、基本的にはテクニカル分析が相場分析の主となります。
ただ、急な要人発言や重要指標など、テクニカルには添わない動きをする相場では、トレードを避けるなどの判断ができれば、
無駄な負けを減らすことができるのもまた事実です。
次回は、実際にどのようなテクニカル分析方法がバイナリーオプションにおいて有効なのか?
具体的なノウハウを書いていこうと思います。



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