今回はプライスアクションについてお話しようと思います。
バイナリーオプションのトレードで是非参考にしてみて下さいね。
こんにちは、谷あきらです。
LINE@でも結構質問いただく分野である「プライスアクション」について今回はお話ししようと思います。
インターネットで“プライスアクション”と検索すると、かなり様々な説明の記事が出てきます。
例えば酒田五法やローソク足の形成した形、ダブルトップ、ダブルボトム、ヘッドアンドショルダー等。
そういった形成後の形をプライスアクションと呼ぶ人もいるので、一口でプライスアクションといっても人によって捉え方が様々です。
なので今回はあくまでも僕の中でのプライスアクションの定義をお伝えしたいとます。
僕はバイナリーオプションの最終的なエントリーを決めている一つの要因としてプライスアクションを見ています。
なので、僕なりの解釈ということで理解していただけたらなと思います。
「他のネット記事見ると谷が言ってることとちゃうやんけ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
プライスアクションというもの自体、意味が広く捉えられているのでそこはご了承下さい笑
プライスアクションとは?

まず、プライスアクションとは一体どんなことを指すのでしょうか?
僕は以下の4つの項目に当てはまるものをプライスアクションとしています。
1・プライス(値段)のアクション(動き)を表す
「プライス」というのが値段、「アクション」が動きなので、簡単に言うと値動きのことを表しています。
普通に値動きでいいじゃん!と思うかもしれませんが、プライスアクションって言った方がかっこいいですよね笑
ということで、プライスアクションというのは文字通り“値動き”を示しています。
2・ローソク足の秒ごとの動きを読み解く
僕のプライスアクショントレードの手法は、ローソク足の1秒1秒ごとの動きを見ていくことによって、投資家心理を読み解くことです。
ローソク足の動きはローソク足によって本当に様々。
そこからどんな背景があるかを分析していきます。
3・形成済のローソク足ではなく、形成中のローソク足を読む
ここは結構重要なポイントになると思います。
形成済のローソク足というのはもう動くことがありませんよね。
ただ形成中のローソク足は、毎秒毎秒動いていますのでどのように動いて1本のローソク足が形成されていくかとその過程を見ていくことがプライスアクションの考え方になります。
4・プライスアクションから投資家の心理を知る
形成中のローソク足がどのような動きをしているかによって、買いと売りの勢いがどういった状況なのかがわかります。
どのような心理で投資家達がポジションを取りに来ているのかを読み解くのがこのプライスアクションの考え方になります
5・今後の数秒~数分の相場が読みやすくなる
僕のプライスアクションの考え方としては、1時間先や30分先のを相場読み解くのではなく、数秒~数分以内のローソク足の形成がどのようになっていくかを考えます。
手法的にはFX寄りというよりかは、どちらかと言うとバイナリーオプション寄りで超短期トレード向けの値動きを読み解く手法になってくるのかなと思います。
以上、ざっと僕なりのこのプライスアクションとは?ということをお話しさせていただきました。
プライスアクションの何を見ているの?
それでは「実際にプライスアクションの何を見ているの?」ということを簡単に説明していきたいと思います。
1・ローソク足がどのように形成されているかを見る
ローソク足が確定してしまうと、そのローソク足がどのように形成されたのかが分からないですよね。
例えば5分足で見ているときに、レンジ相場から急にレンジブレイクして大陰線がでた場合、その大陰線が5分足形成直後、数秒でできたのかもしくは5分足が形成される終わりぐらいにいきなり値が動いたのかによって背景の見方が変わってきます。
リアルタイムの相場はローソク足がどのように動いているのかが見れますので、ローソク足がどのように形成されているのかはしっかり見るようにしています。
2・形成後のローソク足では意味がない
先ほども説明した通り、形成した後のローソク足はもう動くことがないですし、どのように動いたか過程の部分が見えませんので、形成後のローソク足は僕なりのプライスアクションでは読み解けないかなと思っております。
もちろん形成後のローソク足を見てヒゲの長さやチャートの形から読み解くということはやっておりますが、今回説明するプライスアクションの考え方にはあてはまらないですね。
3・酒田五法などとはまた別の概念
これも冒頭でお話ししましたが、酒田五法やチャートの形、ヘッドアンドショルダーだったりとかラウンドトップだったりとかそういったチャートの形っていうのは、形成後のローソク足を見ていくことになりますのでまた別の概念となります。
4・レジサポラインやゾーン際のプライスアクションを注視
僕のプライスアクションはレジサポラインやレジサポゾーンのあたりでは、値段が拮抗するような場所を注視しています。
ライントレードやゾーントレードをしているわけなので、逆張りでエントリーするためにそのゾーンやラインに来た時の値動きを分析しています。
なので、レンジ相場だったりレジサポ関係ないあたりでの値動きは僕はあまり見ていませんね。
形成後のローソク足では分からない
僕がプライスアクションに注目したのは、バイナリーオプションを始めて裁量トレードをやり始めてからです。
実際にシグナルツールやシグナルインジケーターを使って僕自身もエントリーしていた頃はありましたけれども、その頃はプライスアクションの概念は全く頭の中にありませんでした。
ただシグナルを使っていても、やはり感覚的に勝ちやすいポイントと連続して負けてしまうポイントというのが出てきて、
「なんでこの違いが出るんだろう」「同じシグナルの中でも勝ちやすいポイントのみエントリーしていきたいな」「勝ちやすいポイントってどこなんだろう」と考えていたときに値動きに注目してみました。
通常のMT4を使われている方であれば、どんなに時間足を短くしても1分足が限界になります。
僕は最終的に1分足を見てエントリーしていくんですが、その1分足の中にも30秒足だったりとか10秒足とか、もっと細かい秒足みたいな概念があるなということを考えていきました。
要は慣れてくると、1分足5本を見て、5分足のローソク足1本がイメージできますが、逆に5分足1本を見て1分足5本はイメージ絶対できないんですよ。
これはローソク足の値動きの仕組みそのままなんですが、今時間足が長い足から短い足はどうしても細分化できないんですね。
そう考えた時にこの1分足がどのように動いているのかによって、今後数秒・数分以内のローソク足の動きってある程度予想できるのではないかな?というのを考えていった先にこのプライスアクションの考え方が僕の中に染みついてきたと言った感じになります。
ということで、ローソク足の形成過程を説明したく、ローソク足で陰線のコマ足を4本用意してみました。
これは形成後の足だと思ってください。

このコマ足がどのように動いてきたのかコマのこのコマ足だけで想像してみて下さい。
と言っても、全く想像できないですよね笑
わかりやすく番号を振ってみました。

例えば①のコマ足ですが、教科書通りの値動きを書くとしたらオレンジの矢印通りに動いてきますね。
矢印の通り1度安値にいって、高値までいって、最後終値までくる。
そうするとこのようなローソク足が形成されます。
ただ当然リアルな相場ではこのように動くことがほぼないですね
これが1分足だとしても、1分足の中で15秒で安値まで行って、高値まで20秒で行って~みたいな綺麗な動き方ほぼしないです。
じゃあどんな動き方をするかというと②のコマ足ですね。
初めてのは1回上まで行くんだけど、下に下がってまた上がろうと思ったけど下がって…というように複雑な動きをしていくわけです。
さらに③のコマ足では、始値があって1回高値までいくんだけども、下がってまた高値挑戦して安値に一気に切り込んで終値まで行った…。
こんな動き方もするわけです。
それぞれ、全く違う動き方をしていますが、同じようなこの細足のローソク足が形成されるわけです。
極端に言ってしまえば同じような形をするローソク足でもその形成パターンは2つとして同じものはないんじゃないかなと思います。
こういった理由から形成後のローソク足からは形成されるまでにかかったプライスアクションの動きは予想することが不可能です。

ただ、②のコマ足のように、1回値が下がったけど、上がってさらに安値に切り込んできて、上がって下がったということはラインを引くことが出来ます。
赤い線の部分のようにプライスアクションから抵抗線が出来ます。
1回ラインをブレイクして戻ろうと思ったけど、抵抗に合い、また抜けてきたということはこの動きだけでも投資家心理としては下に行きたい気持ちもあるけども、ロング勢も強く働いているよね!というのがわかります。
さらに③のコマ足でも同じくラインが引けます(赤いライン部分)。
始値から一回上に挑戦したんだけどもまぁ売りは勢力が強かった。
1回ラインを気にして上がったけれど、さらにその後、買い勢力の方が強かったのでラインを抜けてきて最終的に終値にいったという動きが見えるわけです。
単純にこのコマ足だけ見るのではなくて、その足がどのように形成されたのかを見ることによってどこに抵抗線が引けるのかがわかりますね。
こういった意味でもプライスアクションはすごく重要になってきます。
さらにバイナリーオプションをするにおいては超短期トレードになりますので、ローソク足が形成されている最中のプライスアクションを見ることによって、その後の値動きに影響してきますのでプライスアクションは重要になってくるなぁと僕は考えております。
プライスアクションを極めるには?!
ではプライスアクションを極めるにはどうしたらいいのでしょうか。
答えは一つ、「チャートを見て覚えよう」!!
もうこれだけです笑
僕が今回図で説明したとしても、これがリアルな相場になると実際は教科書通り動いてくれないのがチャートです。
リアルな相場になればなるほど同じような値動きっていうのは存在しなくなりますので、やはり自分の目で見てリアルタイムの相場で値動きがどのように動いているのかということを自分で見て覚えていくのがいいんじゃないかなと思います。
では、後編ではさらにプライスアクションを見ていこうと思います!
後編記事↓


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