今回は、前回の書き起こし記事「プロは相場が読めるのか?読めないのか?」の続きです。
ランダムウォーク理論に基づき、完全にランダムな相場とそうでない相場の違いはどこにあるのかについて、書き起こしてみました。
【動画】相場を70%予測する方法
前回の記事
今回は、前回の記事の続きになります。

ランダムウォークを見抜けますか?
問題です。
次の2枚の画像のうち、どちらのチャートがドル円の5分足でしょうか?
今から2枚の画像を見せます。
1枚はドル円の5分足のチャート。
もう1枚は、エクセルで完全にランダムで作ったローソク足のチャートになっています。
チャートAとBは、どちらが実際のUSD/JPYのチャートでしょうか?


正解はAのチャートがドル円の5分足のチャートです。
どうですか当たりましたか?
よく見たら分かるかもしれないですけど、パッと見た限りでは分かりにくいですよね。
完全にランダムなチャートを作成してみる
今度はランダムのチャートがどのような特徴を持っているのか。について、
実際にランダムチャートを何個かお見せしたいと思います。
こちらがエクセルのランダム関数を用いて作成した、完全にランダムなチャートになります。
(実際にいくつかのパターンは、動画を御覧ください。)





実際にランダムのチャートを見るのは、初めての方も多いかなと思うんです。
僕自身も実際この動画を作るにあたって、初めてランダムチャートを作ってみて思ったのが、
「ここにレジサポラインが引けるような」とか、
「ここにトレンドラインが引けるよな」など、
色々見ようと思えば見えてくる部分って、たくさん出てくるんです。
どうですか?実際のチャートっぽくないですか。
ランダムなチャートでも、特徴っていうのがいくらでも、作ろうと思ったら作れるんですね。
(人間の勝手な思い込みで、ラインなどの根拠を付けられるということ。)
何を言いたいかというと、先ほど資料でもあったように、市場のほぼ全てが効率的市場仮説のもと、ランダムでチャートが形成されています。
しかし、残りの数パーセントの部分に関しては、人間の心理が偏る部分があるので、勝負をするのだったら、その部分でしか基本的には勝てないですよ。と言うことです。
ただ問題は、数パーセントしかないところを見つけるのが非常に大変。
今回のこのエクセルでも分かるように、ランダムでチャートを作っても、それっぽくなっ
てしまう。
だからこそ、そこから特徴を取ってくると言うのが非常に難しい。
やはり簡単には、なかなか勝てないのが、この投資の世界なのかなと思います。
勝率60%ですら難しい
この為替相場は皆さんが思っている以上にランダムの要素が非常に強い。
なので、そこをまず自覚することが非常に大切。
僕自身も一番最初に自覚したのが、このバイナリーオプションやり始めた時ですけれども、
かなり舐めてかかっていて「勝率70%なんて、簡単に出るでしょ?」と思ったんですよ。
しかし、実際バックテストしてみたら、全然勝率70%なんて出ない。
まぁ、今考えたら当たり前なんですけど、最初はランダムウォーク理論も分からなくて、
70%難しいな・・・
と思っていたら、勝率60%すらもなかなか越えられない状態だったんです。
これですごい勝率上げんのムズいんじゃないの・・・
っと思って、色々やってたら気づいたのが、勝率40%を下回る手法を見つけるのも難しい。
要するに、めちゃめちゃ負ける手法を見つけることもできないということ。
全部が全部、50%近辺で収まるんですね。
そのときに、
あ!この市場っていうのは、すごいランダムで動いてるんだってことがわかったんです。
ハイローオーストラリアのペイアウト率を見れば一目瞭然
バックテストとかではなくて、市場がランダムなんだと、皆さんに一番しっくりくるのは、
ハイローオーストラリアのペイアウト率かと思います。
ペイアウト率1.88倍の場合、損益分岐勝率は53.20%です。
53.20%以上の勝率があれば、掛け金が一定の場合、誰が掛けても必ずお金が増えるんです。
コイントスして、表か裏か当てるのが50.00%じゃないですか。
たった3.2%プラスのするだけで、資金が増えていくんです。
ハイローオーストラリアからすると、そのペイアウト率でいいですよって言っているのと同じ。
つまり、そのペイアウト率でもハイローオーストラリア側には利益になるということ。
それぐらい市場はランダムでできてるっていうのを、この損益分岐勝率からも分かるのではないでしょうか。



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