前回の記事では、オシレーター系指標のRSIだけを使って、
バイナリーオプションでどれくらいの勝率が出るのかを検証しました。
今回は、同じくRSIを使って、ハイエントリーor ローエントリーどちらのほうが勝率が高くなるのかを検証してみます。
ハイローエントリーで勝率は変わる?
もしかすると、ローエントリーの方が勝率は高いかもしれないね。
では・・・バックテストおなしゃっす!!
RSI バックテスト結果
今回は、前回RSIだけを使ったエントリーのバックテスト結果と同じ条件で、
ハイエントリーとローエントリーでどれくらい勝率の差が生まれるのかについてテストしてみました。

今回のバックテスト条件は、以下の通りになります。
時間足:5分足
通貨ペア:USDJPY
RSI期間(Lowエントリー条件,Highエントリー条件):
9(80,20),14(70,30),21(70,30)
期間:2017年8月1日~2018年7月31日
満期条件:RSIの条件を満たしたローソク足の次足始値でエントリーして、その足の終値で判定(5分満期)。ドローは負け判断とする。
ヒストリカルデータ:FXDD
結果は以下の通りになりました。
(※Highはハイエントリー、Lowはローエントリーを表す。)

勝率だけまとめると、以下の通りです。
High | Low | |
RSI(9) | 57.22% | 54.77% |
RSI(14) | 56.48% | 53.50% |
RSI(21) | 55.43% | 53.89% |
平均 | 56.38% | 54.05% |
意外にも、勝率だけ見るとハイエントリーの方が勝率が高い結果となりました。
平均で2.33%ハイエントリーの方が高かったです。
ただ、エントリー回数を見ると、ローエントリーの方が多いため、
RSI(14)に限っては、理論収支がローエントリーの方が高くなりました。
ここも、勝率とエントリー回数によって、期待値が変わってくるポイントになりますね。
勝率が高いのは、ハイエントリー
今回のバックテストでは、エリオット波動に見られるように、
上昇圧力が緩やかで、下降圧力は急激になることから、
もしかすると、ローエントリーの方が勝率が高くなるのではないか?と思いバックテストをしてみました。
しかし、結果はハイエントリーの方が勝率が高くなりました。
(このようにバックテストしてみないとわからないことが多いですね。)
USDJPYの1年間のバックテストから分かったことは、
価格が上昇している場合は、RSIの買われすぎ水準を満たしても反発せずに値が上がり続けることが多く、
結果的にローエントリーのエントリー回数は多いが、勝率が低くなり。
逆に、価格が下落している場合は、反発が早く、
結果的にハイエントリーのエントリー回数は少ないが、勝率は高くなったのではないかということです。
こうしてバックテストをしてみると、ハイエントリーとローエントリーでも勝率やエントリー回数に差が生じることが分かります。
USDJPYの1年間のバックテスト結果になりますので、
これだけで判断はできないと思いますが、ひとつの相場分析にはなるのではないでしょうか。



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