今回は、前回のストキャスティクスの記事の続きになります。
前回は、ストキャスティクスの%K値の計算式について見てきました。今回はこの%K値が何を表すのかについて書いていきます。
バイナリーオプションでのストキャスティクス
ストキャスティクスとは?

上の図を使って、ストキャスティクスの%K値が表す数値を見ていこうと思います。
オレンジ色のラインが値動きを表していると思ってください。
例えば、今回の%K値の期間を20と設定した場合、オレンジ色のラインはローソク足で20本分の期間だと考えてください。
そして、点線の部分が過去20本分の最高値と過去20本分の最安値になります。
これを前回紹介した、%K値を求める計算式に当てはめて考えてみましょう。

試しに、この計算式に以下の数値を入れて計算してみます。

上の計算式より、ストキャスティクスの%Kというのは何を示しているのかというと、
過去n日間(ローソク足n本分)で現在の値段がその期間内で下値から、どれぐらいのパーセントの場所にあるかを示しています。
例えば、現在値が55で最高値が100、最安値が0という設定で計算式に数値を入れると、解は55になります。
つまりこれは期間内の最安値から見て55%のところに存在してる値段なんだというのがわかります。
(下図参照)

このように図で考えるとわかりやすいのではないかと思います。
例えば現在値がもう少し上がると、%Kは60とか65と増えていきますし、逆に下がっていくと50とか45とか減っていきます。
理解度チェックテスト
では、ここまでの話の理解度チェックをしてみたいと思います。
下図の①と②の2つグラフを作ってみました。

このストキャスティクスの現在値の%K値はいくつになるでしょう?
ちょっと考えてみてください。
オレンジ色の線が%K値の期間になり、青い点線が最安値・最高値を表しています。
では、答えにいきます。
①の現在値の%K値は、100%になり、
②の現在値の%K値は、0%になります。
いかがだったでしょうか?
ストキャスティクスの%K値の意味を少し理解していただけたのではないかなと思います。
ストキャスティクスで勝てるの?
ここまで話し聞いてしっかり理解された方であれば、
ストキャスティクスだけでバイナリーオプションが勝てるか?というと、その答えは分かるのではないかなと思います。
答えは、ストキャスティクスだけでは勝てません。
例えば上昇トレンドが発生して直近高値を更新しているときは、ストキャスティクスの%K値は80を余裕で超えてきますし、
下降トレンド発生して、安値を更新しているときは%K値は20を下回ってきます。
このことを理解せずに、%K値が80や20を超えたから逆張りエントリーをしていたら、
そのままズルズル上がり続けた(or下がり続けた)なんてことになります。
何度も言いますが、ストキャスティクスの%K値が表すのは、
その期間中の最高値・最安値をとった範囲内で今現在値が下から何パーセントの位置にあるのかをただ数値化したものだからです。
(買われすぎ・売られすぎを考えるなら、RSIのほうが精度は高いと思います。)
では、ストキャスティクスはバイナリーオプションにおいて、どのように使ったらいいのか?
続きは次回に続くということにしておきたいなと思いますw
ぜひ、今回はストキャスティクスの計算式と%K値が意味するところを理解してください。

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