インジケーターのアロー(矢印)が表示された際に、指定したメールアドレスにメールを送る設定についてご説明します。
インジケーターのパラメーター設定
TM-Vegaのパラメーター設定より、mail部分がtrueになっている状態でメール配信が行われます。
※falseに設定しておけば、メール配信はされません。

MT4のメール配信設定をする
次に、MT4自体のメール配信設定をします。
まず、下の画像のツールより「オプション」を開きます。

次に、オプションのタグから「E- メール」をクリックします。
(下の画像の赤枠部分)

ここを設定することにより、インジケーターにアローが表示されると、指定のメールアドレスにメールが配信されます。
メールサーバーを設定する
ここからは、メールを送信するメールサーバーの設定になります。
使っているメールサーバー(ヤフーメールやGmailなど)によって、設定が変わってきますので、各自確認しながら進めてください。

まず、メール配信を有効にするため、上の画像の赤枠「有効にする」にチェックを入れます。
それぞれのサーバーやログインIDは、お使いのサーバーにお問い合わせの上、入力してください。
SMTPサーバー: SMTPサーバー名を入力して、そのあとに「:」半角コロンを入れて、ポート番号を入力します。ポート番号は465または 587を入力します。
SMTPログインID: SMTPサーバーのログインIDを入力します。ここは、メールのログインIDになっていることが多いと思います。
SMTPパスワード: SMTPサーバーのログイン用のパスワードを入力します。ここも、メールのログインパスワードになっていることが多いと思います。
発信元: 発信元のメールアドレスを入力します。
送信先: 送信先のメールアドレスを入力します。
すべての項目を入力して、テストボタンを押すとテストメールが送信されます。
送信先にテストメールが届けば設定は完了です。
※入力は必ず半角で入力してください。
ヤフーメールの場合
「有効にする」にチェックを入れます。
SMTPサーバー:smtp.mail.yahoo.co.jp:465
SMTPログインID:Yahoo!メールのアカウント名
SMTPパスワード:Yahoo! JAPAN IDのパスワード
発信元:Yahoo!メールのメールアドレス
送信先:送信したいメールアドレス
Yahoo!メールのアカウント名は、メールアドレスの@の前の部分になっています。
ポート番号は、465でメールが送れない場合は、587を試してみてください。
Yahoo! BB会員の方は、SMTPサーバーの設定が違う可能性があるので注意してください。メールアドレスが○○○@yahoo.co.jpでも、Yahoo! BBメールの設定の可能性があります。
※入力は必ず半角で入力してください。
ヤフーBBメールの場合
SMTPサーバー:ybbsmtp.mail.yahoo.co.jp:465
SMTPサーバー以外はYahoo!メールの設定と同じです。
Gmailの場合
「有効にする」にチェックを入れます。
SMTPサーバー:smtp.gmail.com:465
SMTPログインID:GmailのID
SMTPパスワード:Gmailのパスワード
発信元:Gmailのメールアドレス
送信先:送信したいメールアドレス
「SMTPサーバー」は、個別にSMTPサーバー名が割り振られているわけではなく、Gmailを使っているユーザーすべてが「smtp.gmail.com」になります。ポート番号は半角のコロンの後に465または587を入力します。
465で送れない場合は、587を試してみてください。
GmailのIDは、メールアドレスまたは、メールアドレスの@の前の部分になっていると思います。
※入力は必ず半角で入力してください。
※「安全性の低いアプリの許可」が 無効になっている場合は、「Mail: login to smtp.gmail.com:465 failed」このようなエラー(ログイン失敗)が出てメールが送れないようです。
安全性の低いアプリの許可を有効にする方法
MT4でメール(Gmail)を送る場合は「安全性の低いアプリの許可」を有効にする必要があります。
以上の方法で上手く送れなかった場合は、確認してみてください。
Google Chromeを起動して右の上の方にあるメニューボタン(赤枠)をクリックします。
すると、以下の画像のようにメニューが出てきますので、赤矢印部分の「Googleアカウント」をクリックします。

「アカウントにアクセスできるアプリ」をクリックします。

※ログインしていない場合は、ここでログイン画面が出てくると思います。
「安全性の低いアプリの許可」が無効になっているとMT4でメールを送ることが出来ないので、ここを有効にします。

以下の画像のようになれば成功です。

「安全性の低いアプリの許可」を有効にするとMT4でメールを送ることが出来るようになります。
※ここに書いてあるようにGoogleでは無効にすることを推奨しているようなので、ここの設定は自己責任で設定してください。
メールが正しく送れないときの確認方法
送信先にメールが届かない場合は、MT4のターミナルの操作履歴のメッセージを確認します。

「ターミナル」の「操作履歴」タブを選択します。
ターミナルが表示されてないときは、上の赤枠をクリックして「ターミナル」を開いてください。
ここに、エラーメッセージがあるとメールが送れていないことになります。
上の画像は、メールを送った時にでるメッセージです。左側に赤いマークがあるのはエラーメッセージです。※上の画像は、Gmail設定時のエラーメッセージです。
1番上の「Mail: error connecting to smtp.gmail.com;465」は、コロンを入れるところをセミコロンを入力したエラーです。「error connecting」は、接続エラーのメッセージなので「SMTPサーバー:」の入力にエラーがあることになります。
2番目の「Mail: login to smtp.gmail.com:465 failed」は、SMTPサーバーには接続されたけど、ログインできなかった時のエラーになります。
このエラーは、「SMTPログインID:」または「SMTPパスワード:」の入力にエラーがある可能性が高いです。
他にも、SMTPサーバーが違っている可能性もあります。SMTPサーバーに接続はされているので、入力ミスではないのですが、例えば、GmailのSMTPサーバー名を入力しているのに、Yahoo!メールのIDとパスワードを入力している時などはこのエラーが出ます。特に、Yahoo! メールとYahoo! BBメールは、SMTPサーバー名が違うので注意が必要です。
一番下の「Mail: ‘Test message’ has been sent」は、エラーではなく、メールが送信されたときのメッセージになります。
このメッセージは、送信先にメールが届いた時のメッセージではなく、あくまでもメールを送信したというメッセージになります。
このメッセージが出ていて、メールが送信先に届いていない場合は、「送信先:」の入力項目のメールアドレスの入力ミスの可能性が高いです。
他には、相手側がSSLに対応していないと?「SMTPサーバー:」のポート番号465で送ったメールが送信先に届かないこともあるらしいです。この場合は、ポート番号587を試してみるとよいかもしれません。
ポート番号などの設定を変えても、反映されていないことがあるようなのでMT4を再起動した方が良いと思います。
後は、受け取り側の設定の問題だと思います。
迷惑メールとして処理されてしまっていることが一番多いかもしれません。
この場合は、迷惑メール設定を変更することで受け取れるようになります。