本日は、よく使われる有名なオシレーターRSIを使って、
バイナリーオプションではどれくらいの勝率が出るのか検証してみたいと思います。
RSIでバイナリーオプション勝率90%!?
インターネットの情報を見ても、RSIの数値を参考にバイナリーオプションのノウハウを語っている人を見かけるもんね。
僕も数百万パターンのバックテストを今までやってきたからわかるけども、オシレーターだけを使って、勝率90%以上出すのは不可能だね。
勝率60%以上出すのも一苦労だからね。
バックテストをしてみれば、数値でわかるから間違いないね。
RSIとは?どのようなオシレーターなのか
そもそも、RSIとはどのような計算式のもとに生み出される数値なのか?
まずはそこから、見ていきたいと思います。
RSIとは、Relative Strength Index(相対力指数)の略で、簡単に言えば
価格が上がる力 or下がる力どちらが強いのか?を示している指数になります。
そして、計算式は、以下の通りになります。
- RS=(n日間の終値の上昇幅の平均)÷(n日間の終値の下落幅の平均)
- RSI= 100 - (100 ÷ (RS+1))
これだけでは、ナンノコッチャ?と思いますが、計算式を簡単に言うと、
ローソク足n本分(ここは任意の数を入れる)の上昇したチカラと、下落したチカラどちらが強いのかを、0~100で示した数値がRSIになります。
つまり、別に未来を予想する魔法の数値ではなくて、単純に直近のローソク足n本分を見て、
上昇が強いのか、下落が強いのかを表した数値になります。
このことを踏まえて、バックテストの結果をみていきましょう。
RSI バックテスト結果
今回バックテストした条件は以下の通りになります。
時間足:5分足
通貨ペア:USDJPY
RSI期間(Lowエントリー条件,Highエントリー条件):
9(80,20),14(70,30),21(70,30)
期間:2017年8月1日~2018年7月31日
満期条件:RSIの条件を満たしたローソク足の次足始値でエントリーして、その足の終値で判定(5分満期)
ヒストリカルデータ:FXDD
バックテストの結果は以下の通りになります。

一番勝率が高いのは、RSI9(80,20)の55.86%になりました。
一番理論収支が高いのは、RSI14(70,30)の1,957,600円になりました。
これだけ見ると、RSI14(70,30)だけでも、年間200万円近い収入になる!
と思うかも知れませんが、あくまで理論収支なので注意してください。
勝率が高いのに、理論収支がなぜ低いのか?がわからない方は、以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ
今回のバックテストの結論は、
よく使われるRSIの数値だけ使っても、勝率約55%という結果でした。
RSIだけ使って勝率90%を出すことはもとより、60%を出すこともほぼ不可能だと思いました。
今回の条件の理論収支では、損益分岐勝率(53.19%)を上回っているので、プラスになっております。
ただ、注意してほしいのは、この理論収支だけを信じて勝てると思わないことです。
実際のエントリーには、約定拒否やスプレッドの問題、エントリー可能な時間帯の制限などなどがあるため、
必ず理論収支通りにはなりません。
そのため、僕の見解ではRSIだけを見てバイナリーオプションで勝ち続けることは不可能だと思いました。
是非、今回のバックテスト結果を参考にトレードに活かしてみてください。



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