今回はボラティリティが高い時間帯低い時間帯について、検証していきたいと思います。
バイナリーオプションにおいて、勝率の高い時間帯・低い時間帯はボラティリティと組み合わせてみると、相関する部分が出てきたりします。
動画「ボラティリティについて分かったこと」
ボラティリティとは、なんだ?
早速ですが、ボラティリティという言葉をを聞いたことがない人もいると思います。
バイナリーオプションを始めたばかりの人だと、わからないと思いますが、ボラティリティとは何か?というと、一言で言うならば「為替の相場の値動きの幅」になります。

このボラティリティですが、バイナリーオプションやる上では、ある程度意識した方がいいと僕は思います。
意識しなくても、勝てる人もいるとは思うんですが、意識した方が自分の手法に合った相場を見つけることができ、避けるべき相場をではエントリーを避けることで勝率が1%~2%は上がるのではないかなと思います。
なぜならば、手法が相場全てに平等に通用するか?というと、そうではないと思うんですね。
相場というのは、時間帯とか市場ごとに動きが変わってくるので、自分が実際にエントリーしている手法というのが、
どのような相場に向いているのか?
ボラティリティが高いときに通用しやすいのか?低いときに通用しやすいのか?
を意識するだけでも、勝率が1%~2%は上がると思います。
なので、今回はそのボラティリティ値動きの幅を時間ごと、市場ごとに検証して、分析してみました。
エクセルでボラティリティについて検証
検証方法は、おなじみのエクセルで検証してみました。
基本的に全部5分足ですで今回は3つの通貨で検証してみました。

その3つの通貨がドル円、ユーロドル、ポンドドルになります。
この3つは、一番売買高が高いトップ3になっております。
期間は、2013年1月から2018年8月までの約5年間です。
ボラティリティについて検索してもらうとわかると思うんだけど、ボラティリティは何種類があるんですよ。
今回は「ヒストリカルボラティリティ」と、シンプルな「高値-安値」で検証してみたいと思います。
ヒストリカルデータは、2013年1月から2018年8月まで。約5年間ですね。
ローソク足の本数が419,782本になります。
時間毎のボラティリティ変化の結果
【図1】USD/JPY 時間毎・分毎のボラティリティ結果

※「HV」がヒストリカルボラティリティ、「高安」が高値-安値を表している
※横軸の時間はMT4時間
まずは、図1の上の表の計算結果ですが、これは1日24時間のうちに何時台が数値が高いか?低いのか?
を表した結果の表になります。
横軸で見たときに、赤いところっていうのは数値が高く、緑のところが数値が低くなります。
次に図1の下の表ですが、5分足のローソク足で見た場合、何分台が数値が高いか?低いかを表しています。
(先程同様に、赤が数値が高く、緑が数値が低くなっております。)
【図2】EUR/JPY 時間毎・分毎のボラティリティ結果

次に、上の図がEUR/JPYの結果となります。
【図3】GBP/JPY 時間毎・分毎のボラティリティ結果

次に、上の図がGBP/JPYの結果となります。
バックテストをしてわかったこと
バックテストをしてみてわかったことは、MT4時間の9時台から19時台まで、
つまり、欧州市場からニューヨーク市場のオープンしたぐらいまでが、相対的にボラティリティが高いです。
言わずもがな、市場参加者が一番増える時間になるので、相場が動きやすい時間になりますね。
さらに、今回は細かく分析するために、5分足でどこが一番値動きが激しいのかを見ると、
00分の時間足が切り替わるタイミングのボラティリティが一番高いことがわかります。
これも、時間足の切り替わりのタイミングで取引量が増えることが原因かと考えられますね。
さらに、時間足切り替え後の5分足で最初の3本分はボラティリティが高くなる傾向があるのかなと思います。
(今回は3通貨ペアしか計算してないので、まだ何とも言えないんですけどね。)
他のクロス円や、例えばオージー円とかユーロ円などを検証すれば、仮説が本当に当てはまるのかというのが分かります。
このボラティリティ高い時間帯、低い時間帯を把握するだけでも、自分のトレードしている手法が通用しやすいのか?
また、どの時間で通用しにくいのか?が確認できるではないでしょうか。

645万パターンのバックテストから、最適なエントリーポイントのみ抽出した、バイナリーオプション専用のシグナルインジケーターです。
全16通貨ペアごとに最適化された、今までにないインジケーター。バージョンアップ版も永久無料配布しております。