バイナリーオプションで資金を増やすには、勝率が大切だ。
というトレーダーは多いですが、もう一つ重要になってくるのは、資金管理です。
例え勝率70%だとしても、資金管理が正しく行えないと破産してしまいます。
今回は資金管理の中でも、単利と複利という考え方中心にシュミレーションしてみました。
バイナリーオプションの複利は不利なのか
複利を使ったエントリー方法は不利だって言っていたよね?
複利のほうが資金の増え方は早いんじゃないかな?

次回話すと言っていて、間が空いちゃったね。ごめんごめん。
シミュレーションをしてみると、それぞれの長所短所が分かってきて、
バイナリーオプションでは、どんな掛け方がいいのか分析できたよ。
メリット | デメリット | |
単利 | 資産が増えるのも、減るのも一定の速度。
→大きく減ることがないので、心理的負担は少ない。 |
資産が増えても、毎月増える額は一定。
→資産が10万円から100万円に増えても、掛け金は変わらないので、利益は常に一定。 |
複利 | 勝率が安定して高ければ、資産が増えるのが早い。
→資産が10万円から100万円に増えれば、掛け金も10倍に増えるので、利益も10倍になる。 |
資産が大きくなると、単利と比べて資産が減る速度が早い。
→資産10万円のときの複利10%掛けと、単利1万円掛けだと、1回の負けは同じ損失だが、資産100万円だと、複利の方が損失が大きくなる。 |
複利の掛け率を上げれば稼げる?
利益は高くなると思ったのだけど、どうかな?
数パターンのシュミレーションをして、その平均値を求めてみたよ。
初期資産100万円で複利2%と、単利2万円で1000回エントリーしたときの
100回分の平均値が以下の表1になったよ。
【表1】勝率55%で複利2%、単利2万円のエントリー1000回を100回シュミレーションした平均値の結果
複利3%と単利3万円で1000エントリー回したときの平均値が以下の表2だよ。
【表2】勝率55%で複利3%、単利3万円のエントリー1000回を100回シュミレーションした平均値の結果
やっぱり、複利って凄いね。
今回のシュミレーションでは、100万円以上の収益の差が出てくるのは驚きだね。
ただ、注目してほしいのは、複利の最大DD(ドローダウン)率の部分なんだ。
複利3%だと、53.0%だね。
複利3%だと、最大DD率は50%超えを覚悟したほうがいいってことだね。
そのときに自分自身のメンタルコントロールが正しくできるかどうかだね。
気がきじゃなくなると思うな。
比例して、最大DD率も上がることが分かったよ。
じゃあ、勝率が高ければどうなの?
今回は5%勝率を上げて、勝率60%で複利2%と3%、
単利2万円と3万円掛けをシュミレーションしてみたよ。
それが、以下の表3と4になるね。
【表3】勝率60%で複利2%、単利2万円のエントリー1000回を100回シュミレーションした平均値の結果
【表4】勝率60%で複利3%、単利3万円のエントリー1000回を100回シュミレーションした平均値の結果
複利3%だと、最終収益が約4,000万円だね。初期資産の40倍か。
ただ、ここでも注目してもらいたいのは、最大DD率の部分だよ。
複利3%だと34.6%かぁ。
34.6%は資産の3分の1は一時期なくなる計算だからね。
僕は最大DD率20%には抑えたいと思っちゃうかな。
勝率が高くても、複利の掛け率を上げると、利益は高くなるけど、
同時にDD率も上がっていくんだね。
なので、自分の性格やお財布事情に合わせた資金管理をすることが一番だね。
複利はハイリスクハイリターン
今回はバイナリーオプションで勝率が安定して高いときに、
複利の掛け率を上げた方が利益が出るのではないかという仮説のもと、シュミレーションをしてみました。
結論は、利益は上がるが、同時に最大DD率も上がることがわかりました。
シュミレーションでは、勝率60%で初期資産100万円のときに、複利2%と複利3%を比較。
2%にくらべ、3%の方が、最大DD率の平均は約10%上がることがわかりました。
以上のことから、バイナリーオプションの資金管理については、
勝率が安定して高いときには、単利に比べて複利の方が資産の増え方は早いが、
複利の掛け率を上げると、同時に最大DD率も上がることが判明。
なので、自身の性格やお財布事情と合わせて資金設定をすることが重要になってくると思います。



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